明けましておめでとうございます。謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
旧年中は、当社にご愛顧、ご支援を賜り、お客様、お取引先様各位に厚く御礼申し上げます。
昨年は、創業110年の歴史をもつ当社を、時代に即した近代的な企業へと革新する取り組みに注力した一年となりました。
2月に経営革新計画を福岡県知事よりご承認いただき、改革の大きな一歩を踏み出しました。その後、計画にのっとり、「1日2回開店」のオペレーションを目指して、小ロット生産によるできたて提供を各店舗で徹底したことで、商品の鮮度がお客様に支持され、既存店の売上はおおむね好調に推移いたしました。また、従業員満足向上のため、人事制度の刷新にも計画通りに着手し、正社員向け新人事制度は昨年度中に、パート従業員向け新人事制度も今年度より施行されることになりました。さらに、単品管理の精度と、店舗・本部間の情報共有を飛躍的に向上させる新情報システムの導入を決定し、現在システムベンダー様にて、鋭意開発を進めていただいております。
従業員の教育研修にも注力を続け、中小企業大学校直方校の「工場管理者養成コース」には、一昨年に引き続き、昨年も複数の経営幹部を派遣いたしました。今年以降も継続派遣していく予定です。
一方、経済産業省が推進している「知的資産経営」にも取り組みました。経験豊かな社内の幹部メンバーに参画してもらい、社外専門家のファシリテートのもとで議論を重ね、110年の歴史で培った当社の「目に見えない資産、強み」をあぶり出すことができました。現在、成果を社内外の関係各位に対して「見える化」すべく、「知的資産経営報告書」として取りまとめているところです。
北九州市民のみなさまにはすっかりお馴染みとなった、Jリーグチーム「ギラヴァンツ北九州」とのコラボレーションは、昨年も大いに盛り上がりました。柱谷幸一新監督がプロデュースした「幸一弁当」はスタジアム売店の人気商品となり、Jリーグ公認ファンサイト「J's Goal」でも取り上げていただきました。昨年3月には、三浦泰年前監督が率いる東京ヴェルディとの試合を、当社マッチデーとして開催しました。今年も、ギラヴァンツ北九州への熱烈サポートを続けていこうと考えております。
今年も、経営革新の歩みを止めず、昨年緒に就いた取り組みをさらに前進させ、大きな成果を目指す一年といたします。皆様のご指導、ご支援をよろしくお願い申し上げます。
平成26年1月4日
橋本食品株式会社
代表取締役社長 橋本和宏